脳における御言葉の記憶のしかた

学生生活

脳の研究をしているてまえ、記憶に関することも少しだけかじったことがあります。

摂理でもよく、「忘れるな」と教育を受けることがありますが、記憶していなさいということですよね。

主の御言葉はいつでも記憶していたいものです。

今日は記憶について話していきたいと思います。

 

 

記憶の貯蔵場所

 

脳には様々な領野(脳の各部位)がありますが、どこが記憶を貯蔵する領野かご存知でしょうか。

答えは、記憶の内容によって貯蔵場所は異なります。

例えば、

物の形(視覚)の記憶は側頭連合野、

どこに何があるのかの記憶は前頭連合野、

体の動かし方の記憶は運動連合野、

といったふうに内容によって記憶を貯蔵する場所が異なります。

 

 

記憶の種類

 

四大記憶

 

そして、記憶の種類も以下の4つに大別されます。

意味記憶・・・学習することで獲得する知識などの記憶。

エピソード記憶・・・自分が体験したことによって獲得する記憶。

手順記憶・・・生理的・肉体的に条件反射で(無意識に)覚えている記憶。

恐怖記憶・・・本能的に危機回避に必要な記憶。

 

時間的記憶

 

さらに、有名なのが「短期記憶」と「長期記憶」です。

一度は耳にしたことはあると思います。

短期記憶はすぐに忘れてしまいますが、長期記憶はいつまでも忘れないでいられます。

主の御言葉はぜひ長期記憶していきたいところです。

長期記憶に至るまでにはプロセスがあって、短期記憶を何度も繰り返すことです。

短期記憶は一時的に海馬に蓄えられます。

海馬は短期記憶を長期記憶に変える働きがあり、何度も短期記憶の情報が入力されることで海馬は重要度の高い記憶だと判断し、長期記憶に変えてしまうのです。

だから、御言葉を長期記憶するためには何度も読み返すということが大事なんですね。

それと、海馬はエピソード記憶を蓄える働きもあります。

このことから、エピソード記憶は長期記憶のようなものといえるのです。

 

 

御言葉を忘れないために

 

御言葉をずっと記憶するためには御言葉を実践して、御言葉のエピソードを作っていくことですね。

今週の主日の御言葉はまさにそれと同じようなことをおっしゃっていました。

 

実践するためには、実践すべきことを「考え」なければなりません。そうしてこそ、忘れずに実践することができます。

自分が実践できることも「考え」で忘れてしまえば、時間があってもできません。 しかし「考え」には限界があるから、必ず「記録」しておいて、忘れないように随時見なければなりません。

そして確認しながら、一つ一つ迅速に実践しなければなりません。

2017年1月29日主日の御言葉

 

御言葉を聞いた段階では短期記憶です。

でも、考えに限界があるから、記録して随時見なさいとおっしゃいました。

この段階が長期記憶に行こうとしている段階です。

そして、最後に一つ一つ迅速に実践することでエピソード記憶になり、一生記憶できるようになります。

脳科学も主の御言葉を証しています。

やはり、摂理で聞く御言葉には矛盾がありません。

愛する主との生活、一生、そして永遠な世界に持っていくためにも、主との経緯(エピソード)をたくさん作って生きていきたいです。