しばらくM1 mac book proを使ってみて思ったこと

日々思うこと

今回は物理とは関係ない話。
去年M1チップ搭載のmacが発売されました。
これまでのmacはインテル製のチップを採用していましたが、このチップ(演算処理などをするコンピュータの頭脳的な部品)もAppleで開発して出来上がったのがM1チップ。
そのスペックがすごいらしいと発売前から噂になっており、僕も去年末にインテル製mac book airからM1 mac book proに買い替えました。
この記事では実際にM1 macを使ってみた感想や素粒子実験の分野の研究で自分が使ってみてわかったことなどをまとめます。

まず今回僕が購入したのは8コア・256GBストレージの13インチ・スペースグレーのmac book proでチップはM1チップです。
macOSのことなどの基礎情報・スペック情報はHPや他の方のページをみた方が参考になると思うのでその辺の話は割愛させていただきます…
(Appleの公式サイトはコチラ:https://www.apple.com/jp/macbook-pro-13/)
早速購入した気づいたことを以下にまとめていきます。

  1. USB C・Thuderbolt3のアダプタが2個しかない
  2. これは公式サイトをみたらわかることでしたが、僕は購入してからこの点に気づいてしまいました。
    Mac book proの場合左にUSB CタイプおよびThunderbolt3のアダプタが2つだけついています。
    (右側にはイヤホンジャックが1つついてます)
    そのため他の端子を接続したい時にはハブを別途購入する必要があります。
    ちなみに僕の場合は充電・デュアルモニタへの出力(HDMI)等を1つのハブでできるようなものを購入しました。
    (僕が購入したものは廃止完売になってるみたいですがサンワダイレクトのtypeCハブです)

  3. 4K・8K動画がストレスなく見ることができる
  4. これまで使っていたmac book airはだいぶ前のもの(2015年くらい?)だったので、
    4Kの動画を見ようと思うとすぐ固まってしまって到底見ることができませんでした。
    ですがM1 mac book proではそんなことを一切感じることなく4Kさらには8K動画も楽しむことができます。
    この点はM1 macの実力を僕が実感した点の1つです…!
    ちなみに僕はCPUの稼働具合に応じて画面の上でネコが走るRunCatというアプリを入れていて、
    以前のmacでは全速力で走っていました(=めっちゃ負荷がかかってる)が、今のmacでは余裕を持って走っております 笑

  5. アプリケーションが使えないという心配は特になかった
  6. M1 macの不安点として言われていたのがインテル製のチップで使ってきたアプリケーションがM1チップでも使えるかということでした。
    実際その対策としてRosseta2と呼ばれる技術を使ってこれまで使われてきたアプリをM1チップが理解できるように翻訳するシステムが用意されています。
    それでもM1 macが対応できないアプリというのはあるみたいで、どれが使えてどれが使えないのかは下のサイトでチェックできます。
    M1 App Checker:https://www.imobie.com/m1-app-checker/
    僕の場合専ら研究でmacを使うので、素粒子実験で使いたいアプリが使えるかどうかというのは心配でした。
    特に素粒子実験・高エネルギー実験分野の方でM1 macの購入を検討している方の参考になればと思います…
    僕の方で問題なく動いているアプリは以下の通りです。
    ・Cisco AnyConnect:VPNを利用するために必要
    ・XQuartz:ROOTを起動してプロットを表示するために必要
    ・Sublime Text:テキストエディタとして個人的にお気に入りなので必要
    ・TexShop:論文執筆などに必要
    ・Digital Paper App:僕は論文管理をSonyのDigital paperで行なっていますが、
    パソコン内に専用のアプリをインストールすることでドキュメントを自在に印刷や加筆等できるので便利
    研究をする上で必ず欲しい!というアプリは僕の場合はこんな感じで、幸いどれもM1 macで使うことができました。
    そのほかSlackやZoom、Wondershare FilmoraXも問題なく使うことができました。

僕がM1 macを使ってきて感じたことは大きくこんな感じです。
また補足ですが、M1 macはキーボードにバタフライ機構というものを使ってるらしく隙間にホコリなどが入ってしまうと故障につながるみたいです。
そこで僕はキーボードカバーとして下のものを購入しました。
ほんの少しだけカパカパしてますが、自分の指でわざと動かしたらズレるくらいで普段使用している際には全く気にならないくらいフィットしてくれてます。
色も透明でほとんど本体の色から変わるみたいなことも気になりません。
JIS配列対応 保護フィルム:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B081YC46YB/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o02_s00?ie=UTF8&psc=1
あともう1つ僕が使ってるアクセサリ?を紹介するならノートパソコンのスタンドとして下のものを使っています。
キーボードを打つときに姿勢が悪くなるのを予防してくれます。
この商品は軽く、無段階でパソコンの角度を調整できるのでオススメです。
充電用コードを通せるように穴が空いてるのもいいです。
折りたたみ式ノートパソコンスタンド:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08DKRDV3M/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o03_s00?ie=UTF8&psc=1

またmac book airがいいのかproがいいのかで悩んでる方もいらっしゃると思いますが、ざっくりいうとタッチバーが必要かどうかで決めてもいいかと思います。
タッチバーとはmac book proのキーボードの上に付いてるタッチで音量や画面の明るさの調整ができたりするものです。
正直いらないという人も多いと思いますが、もし使ってみたいというのであればBetterTouchToolというアプリをインストールして使うことをオススメします。
これは一言でいうとタッチバーを自分好みにアレンジできるアプリで僕の場合は
みたいに日付や充電残量などを一目で確認できるようにしてます。

M1 mac bookですがトータルとして僕は作業がよくはかどっており個人的には購入してよかったと思っています。
今後購入を検討してる方の参考になれば幸いです…!

投稿者プロフィール

素粒子兄弟
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素粒子物理学を研究しています。
物理学を「面白い学問」で終わらせないこと、そこから「人生のなかで核心となる精神」を学んで生きることが僕の哲学です。

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