LCWS2019に行ってきた件。

日々思うこと

10/28から11/1まで仙台でLCWS(Linear Collider Work Shop)が開催された。

これは現在日本に誘致中のILC(International Linear Collider  前にもこのブログで書いたことがあったな(–)Φ)に関して世界中から研究者が集まり各々の研究について発表をしながら理解を深めたり、ILCに対する姿勢(仙台宣言)を確認したりする国際会議だ。今回は400人ほどが集まったと聞いているが、これほどのスケールになるとメディアにも取り上げられて翌日新聞にも載っていた(気になる人は「LCWS2019」で検索!)。

ILCについてはいろんな意見を持っている人がいるようで、放射光などに心配を抱えている人も多いようだ。しかし僕に言わせると日本人は特に「放射線」という言葉についてあまり知らないがゆえに過敏になりすぎている部分があると思う。こういった専門知識的な部分は僕たちのような研究者側から十分な知識提供が必要だし、聞くひとはそれをニュートラルに聞く姿勢が必要だと思う。

人間という生き物は今まで大きな文明を築いてきたがその中で行なわれてきたことは”自然万物を治めること”だと僕は思う。実際今の私たちの生活に欠かせない「電気」という物理的実体もAmpelらが研究を積み重ねて理解できるようになったことで人類は電気治め使えるようになった。このように人間は理解をしてこそ万事を治めることができるのだ。

だからILC・放射光に関しても研究者だけでなく「みんな」がよく理解してこそそれが本当に必要なのか、どうかを判断することができるはずだ。もちろんILCを使ううえで生じるデメリットもあるかもしれないが実際それに対する対策も考えられている。現在ジュネーブにあるLHC(Large Hadron Collider)もまたこれを作ったことで多くの効果があり、その周辺が大きな街として栄えるようになったが、この”前例”を忘れてはいけないと今回話している研究者もいた。子供も大人も、研究者も政治家も、みんながILCについてよく理解した上で「道」が決定されることを願うばかりだ。

 

本ブログは神様を信じている学生の物理ブログです。ぜひ他の記事も読んでみてください(^^)

ちなみに今は「Feynmanダイアグラムを描いてみた」シリーズを連載中です!

Sedi

某大学M1 摂理の物理屋。 専門は素粒子物理学 よく変人と言われます(--)

プロフィール