エリヤとカラスのパン

摂理・教会

今日は聖書のお話をしたいと思います。

 

エリヤという人物をご存知でしょうか?

 

エリヤは年前の人物で北イスラエルの預言者でした。

 

旧約の二大預言者といえばモーセとエリヤ、この二人が挙げられます。

 

非常に有名な人物です。

 

このエリヤ、どんなことをしたかというと、一言で言ってしまえば、”偶像崇拝を無くした”ということにつきます。

 

では、どのようにして北イスラエルの偶像を無くしていったのでしょうか。

 

まず、エリヤは北イスラエルを治めているアハブ王に申し立てに行きます。

 

【列王記上17章1節】 

ギレアデのテシベに住むテシベびとエリヤはアハブに言った、「わたしの仕えているイスラエルの神、主は生きておられます。わたしの言葉のないうちは、数年雨も露もないでしょう」。

 

 

そして、北イスラエルは旱魃に見舞われました。

 

3年半も雨が降らないというのですから、エリヤも食料には大変困ったことでしょう。

 

エリヤはどうしたかというと、ケリテ川のほとりに身を隠して、そこでカラスが運んできたパンと肉を食べて飢えをしのいでいたと聖書に書かれてあります。

 

【列王記上17章5節~6節】

 

エリヤは行って、主の言葉の通りにした。すなわち行って、ヨルダンの東にあるケリテ川のほとりに住んだ。すると、からすが朝ごとに彼の所にパンと肉を運び、また夕ごとにパンと肉を運んできた。そして彼はその川の水を飲んだ。

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この箇所はクリスチャンの中でもとても有名なシーンで、神様が起こした奇跡だとも言われています。

 

このシーンが有名だということで、記事のタイトルを「エリヤとカラスのパン」と命名しました。

 

その後3年半が経過し、エリヤは再びアハブ王のもとへ行き、偶像を国からなくすように申し立てに行きます。

 

言い争いの末、バアルとアシラの偶像崇拝者850人とエリヤ一人で対決するようになります。

 

【列王記上18章20節~24】

そこでアハブはイスラエルのすべての人に人をつかわして、預言者たちをカルメル山に集めた。そのときエリヤはすべての民に近づいて言った、「あなたがたはいつまで二つのものの間に迷っているのですか。主が神ならばそれに従いなさい。しかしバアルが神ならば、それに従いなさい」。民はひと言も彼に答えなかった。エリヤは民に言った、「わたしはただ一人残った主の預言者です。しかしバアルの預言者は四百五十人あります。われわれに二頭の牛をください。そして一頭を彼らに選ばせ、それを切り裂いて、たきぎの上に載せ、それに火をつけずにおかせなさい。わたしも一頭の牛を整え、それをたきぎの上に載せて火をつけずにおきましょう。こうしてあなたがたはあなた方の神の名を呼びなさい。わたしは主の名を呼びましょう。そして火をもって答える神を神としましょう」。民は皆答えて「それがよかろう」と言った。

 

このとき、バアルの預言者450人、アシラの預言者400人、合計850人の偶像に仕える預言者がいました。

 

先攻はバアルとアシラの預言者たちで、彼らはいくら身を傷つけても火を起こすことは出来ませんでした。

 

一方、後攻のエリヤは火をつけることができました。

 

【列王記上18章36節~40】

夕の供え物を捧げる時になって、預言者エリヤは近寄って言った、「アブラハム、イサク、ヤコブの神、主よ、イスラエルでは、あなたが神であること、わたしがあなたのしもべであって、あなたの言葉に従ってこのすべての事を行なったことを、今日知らせてください。主よ、わたしに答えてください、わたしに答えてください。主よ、この民にあなたが神であること、またあなたが彼らの心を翻されたのであることを知らせてください」。

 そのとき主の火が下って燔祭と、たきぎと、石と、ちりとを焼き尽くし、またみぞの水をなめつくした。民は皆見て、ひれ伏して言った、「主が神である。主が神である」。エリヤは彼らに言った、「バアルの預言者を捕えよ。その一人も逃がしてはならない」。そこで彼らを捕えたので、エリヤは彼らをキション川に連れくだって、そこで彼らを殺した。

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そして、エリヤは850人のバアルとアシラ預言者に一人で打ち勝つことがで来ました。

 

この話を初めて聞いた時、私はエリヤの勇敢さに惚れ惚れしました。

 

みなさんはこの状況下に置かれて、ひたすら自分の意志を曲げずに突き進むことはできますか?

 

難しいでしょう。

 

しかし、エリヤは成し遂げました。

 

エリヤが成し遂げられたのも神様に対する絶対信仰があったからだと思います。

 

絶対的不利な状況でも神様が共にされれば、絶対に不可能なことはないという自信が湧き出てきたのだと思います。

 

ここに神様を信じることで下ってくる力を感じるしかありません。

 

私もエリヤを見習って、神様が共にされるという自信をもって、積極的に挑戦していこうと思います。